ボドゲとメドレーとSymphoGear

諸々の作品の感想を書きます。ボードゲームとメドレーが好きです。

【HS】カトラスローグ考察(悪党同盟環境)【ワイルド】

LiNKERです。

最近ワイルドでカトラスローグを回してるので、カード1枚ごとの考察をしていきます。一応断っておきますが、戦果はランク20から15まで行っただけなので悪しからず。

補足(4/12):ランク10を達成しました。

 

追記(4/05):悪党同盟のカードで採用が考えられるものを書き足しました。
追記(4/13):翡翠蓮のナーフに関する事項の加筆をしました。デッキリストを悪党同盟環境用に書き換えました。

 

カトラスローグとは

カトラスローグの一番の特徴は、「亡霊カトラス」に重きを置いていることです。「亡霊カトラス」は他クラスのカードを使うと耐久値が増えるという、テスローグと相性のいいカードとして知られていますが、このカトラスローグに置けるテスは採用可くらいの立ち位置になっています。

カトラスローグの勝ち筋は大概の場合2つだけです。
1つは亡霊カトラスの攻撃力・耐久度をあげながら生命奪取して「虚ろのヴァリーラ」などを使いしのいでいくパターン。基本はこちらです。
もう1つはヒロパ武器やカトラスを強化し顔面を詰めていくパターン。回復のないヒーローで有効なことがありますが、基本的に上のルートが取れそうならそちらを優先します。

対ローグではカトラスでしのぐパターンが取れないので、武器を強化して顔を詰めるのとともに、学術スパイで埋めたカードのバリューで勝つことも意識します。

 

カード考察

カトラスローグに入るカードは4種類あり、「武器および武器関連のカード」「他クラスのカードに関するカード」「ドロー系統のカード」「除去・汎用カード(その他)」です。それぞれの項目にわけて1枚ずつみていきます。

 

◯武器および武器関連のカード

亡霊カトラス【2枚必須】
デッキの主軸なので2枚必須。特にいうことは無いです。

バッカニーア【入らない寄り】
武器ルートを取るときにあると便利だが、後述する「ぶんどり部隊」のサーチの邪魔になり、カトラスを装備した後にバニラ化してしまうのが問題。

大逆の刃キングスベイン【入らない寄り】
効果は非常に強いが、「ぶんどり部隊」のサーチの邪魔、カトラスにつけたい強化カードのいくつかを割かなければならないことなどが問題。天敵である武器破壊カードには強く出れるようになる。何よりコンセプトじゃない。

致死毒【2枚必須】
武器強化の要。カトラス装備直後に使っても強く、「虚ろのヴァリーラ」変身後に2枚使っても強い。1マナなのでコンボの起点としても優秀で、採用しない理由はない。

ゴブリン式全自動散髪機【選択】
スタッツもよく効果も噛み合ってるが、海賊じゃないのが一長一短。サーチができないが、デッキに海賊が多すぎると感じた場合はあえて海賊じゃ無いコレを採用するのもアリ。

大洞窟のキラキラ拾い【入らない】
メカメカ環境まではこれでカトラスを引っ張ってきたが、ぶんどり部隊という壊れカードが来たので使うことはないだろう。

ぶんどり部隊【2枚必須】
ブドゥ祭の壊れカード。武器強化と武器が両方引けるのが強すぎて2枚確定。初ターンの「段取りぶんどり怪盗紳士」はこのデッキの最強ムーブ。

人斬りバッカニーア【選択】
武器強化海賊。デッキに海賊が少ないと感じたら採用していい。序盤に動けるカードが少ないこのデッキでは3ドロップとして使ってもまぁ良い。

猛毒の仕込み【入らない】
武器の攻撃力をあげるデッキなのでまず入らない。そもそもスペースがない。

クズ拾いのコボルト【入らない寄り】
どうしてもカトラスが2枚割られまくってイライラしたときのみ1枚まで検討の余地あり。普段はスペースが足りない。

ティンカーの刃研ぎ油【選択】
書いてることは非常に強いが、マナが重め。デッキ全体でさらに武器に主軸を置きたいなら2枚採用も全然アリ。

ルーン鍛冶場のヌシ【選択】
最初は候補外だったが、対ローグ戦でデッキ外から持ってきたとき非常に活躍したので掲載。実質耐久度+1という効果はすごくかみ合っていて、デッキスペースと相談して採用も検討してよい。

南海のスキッドフェイス【入らない寄り】
断末魔の発動タイミングが難しい。そして「ぶんどり部隊」で引きたい海賊たちよりも優先度が下がると思われる。どうしても武器強化の効率を上げたいときは検討。

ナーガの海賊【ほぼ2枚必須】
使いやすい武器強化海賊。雄叫びなので気を使うことが少なく便利。

グリーンスキン船長【必須】
耐久値も上げてくれるのがでかすぎて必須。4Tカトラス→5Tグリーンスキン船長の流れが強い。「虚ろのヴァリーラ」後に2枚使うのも強力。

幸運のお守りバッカニーア【入らない】
効果の発動は容易だが、流石にスペースが足りない。海賊なので「ぶんどり部隊」のサーチの邪魔でもある。

 

◯他クラスのカードに関するカード

失敬【入らない寄り】
スペース次第。それ以外特になし。

幻覚【選択】
DKが取れるとめちゃくちゃ強い。便利な低マナカードが取れたりするので、2枚積みもアリ。デッキと相談。

怪盗紳士【2枚必須】
強い。2Tヒロパと合わせてヘルス2まで取れるので優秀。文句なし。

アンダーシティの押し売り【選択】
このデッキに2マナカードがあまりないので選択としたが、断末魔だしスタッツがよい訳でもないので無理に採用しなくてもよい。

掏り取り【入らない】
このデッキは終盤まで手札パンパンなので入れる必要がない。どうしても「学術スパイ」じゃ不安な場合、1枚までなら入れてもよいが、2枚は絶対にない。

最下層の故買屋(悪党同盟)【ほぼ2枚必須】
1T怪盗紳士/幻覚から2Tこれでかなりテンポ取れそう。デッキと相談して入れられそうなら入れたい。最初からデッキに入っている「蓮華密使」「アヤ・ブラックポー」にも反応する。(4/13追記:サイレントナーフにより反応しなくなりました。うんちうんちうんち)

ブリンク・フォックス【選択】
使いやすい3マナ。「アンダーシティの押し売り」よりは入れやすいと思う。

強盗【入らない】
スパイやら何やらで十分。掏り取りの方がマシ。

蒐集家シャク【選択】
1枚しかカードを取らないなら「ブリンク・フォックス」の方が価値は上。

貌を蒐めるもの【入らない】
手札パンパンなのは先述の通りで、しかも他クラスかどうかはわからない。不安すぎるので却下します。

魔女の大釜【入らない寄り】
無理やり他クラスのカードを引っ張ってこれるが、うまく機能する瞬間が訪れる場合が少ない。実質挑発なのは嬉しいか。

リリアン・ヴォス【入らない】
このデッキの呪文で削っていい呪文はないはずなので、採用できない。

学術スパイ【1枚必須1枚選択】
バリューが生まれやすいので個人的には2枚採用。ただデッキがゴミまみれになる可能性もなくはないので、武器とバランスを測るために1枚採用にしてもよいかもしれない。

ヘンチ・クランの強盗(悪党同盟)【選択】
海賊という点だけが悩ませる1枚。ただローグ相手でも他クラスカードを発見できる強みがある。

血の復讐(悪党同盟)【ほぼ1枚必須1枚選択】
死角に取って代わる位置かなと思う。効果も十分強いので、デッキスペースと相談して入れたいか。

イセリアルの売人【入らない】
「学術スパイ」から手に入るものはそもそも1マナだし、他のルートでカードを獲得することは特段多くはないので、採用しなくてよい。

蓮華密使【入らない寄り】
自身も他クラスカード扱いながら、他クラスのカードを持ってこれる強者。ただしスタッツは弱い。海賊絞りたいなら採用してもいいかな、ぐらい。
(4/13追記:サイレントナーフにより翡翠蓮が他クラスカードじゃなくなりました。うんちうんちうんち)

アザリナ・ソウルシーフ【必須】
相手の手札は他クラスカードの宝庫。実際ワンチャンが結構ある。対ウォリアー・パラディンなどでは手札に武器が貯まることも多く、手札処理役としても優秀。

タク・ノズウィスカー(悪党同盟)【入らない】
そもそもこのデッキが手札パンパンだし、8T以降の「段取りスパイタク」までスパイを使わないのも難しそう。入れるならめちゃくちゃ低マナに寄せた方がいいと思う。

テス・グレイメイン【選択】
エースにはなりうるが、ならないこともままある。採用しなくても十分だが、安心感のために入れてもよい。

 

◯ドロー系統のカード

ドス/ナイフの雨【入らない寄り】
「ガジェッツァンの競売人」を採用した時のみワンチャンあるが、基本的に入らない。スペースが足りない。

ナット・ペイグル【入らない寄り】
一見ネタだが、このデッキは2マナでやることがないので意外とアリかもしれない。2T目に手札にいないと結局腐るかも。

ぶんどり部隊【2枚必須】
先述の通り。

擬態の卵【入らない寄り】
「学術スパイ」で埋めたカードを引ければ強いこともある、ぐらい。

コールドライトの託宣師【選択】
相手のデッキを枯らすことは目的じゃないので、うまく機能するかは未知数。

エルフの吟遊楽人【2枚必須】
必須。基本的には「学術スパイ」で埋めたカードが欲しいので、デッキのミニオンは絞れるなら絞った方が強い。

マイラの不安定元素【選択】
これを入れる場合は武器強化の勝ち筋を捨てて学術スパイのバリューのみで戦う必要がある。基本的に手札はいっぱいなので、使える場面がそう多くもないのが不安要素。

ガジェッツアンの競売人【選択】
「学術スパイ」で呪文が来たらウハウハだけど、そんなに過度な期待はできないかも。採用するならデッキをミラクルチックに寄せる必要がある。

逃げ足【選択】
基本的にはこの選択肢でよいはず。無難。

 

◯除去・汎用カード(その他)

偽造コイン【選択】
スペース次第。使えるときはすごく使える。

影隠れ【入らない寄り】
0マナカードの中では少し劣る。対象カードは「怪盗紳士」「グリーンスキン船長」「テス・グレイメイン」等多岐に渡る。

死角からの一刺し【選択】
スペース次第。これも便利っちゃ便利。

段取り【2枚必須】
必須。「ぶんどり部隊」「学術スパイ」「逃げ足」を低マナで打てるのが強み。

隠蔽【入らない寄り】
ミニオンを隠したい瞬間がそんなにない。あったらあったで便利そう。

サー・フィンレー・マルグルトン【入らない寄り】
ヒロパは基本使えないけど、かといって採用するのもどうだろう、微妙。

海賊パッチーズ【選択】
海賊が多めなので、デッキ圧縮的にもアリではある。ただ「ぶんどり部隊」に引っかかるのが弱点。

昏倒【選択】
対ビックプリで気休めになるかもしれない。スペースがあれば。

ケレセス公爵【入らない寄り】
2マナをこれだけにするのは容易だが、「エルフの吟遊楽人」のためにミニオンを絞りたいので、バフ先がそこまで多くないのが微妙。「学術スパイ」後は雄叫びしないこともあるので注意。

エドウィン・ヴァンクリーフ【入らない寄り】
「ガジェッツアンの競売人」採用の時のみ一考の余地あり。基本的には不要。

闇商人【選択】
デッキに海賊は多くなるので、テンポとりたいなら3マナだし採用してもよい。デッキコンセプトとはそぐわない。

南海の船長【入らない寄り】
海賊に寄せるならなくはない。ミニオンで戦うデッキではないので、そこは注意。

サメの精霊【1枚まで選択】
強いは強いが、4マナをこれに使うのは勇気が必要。対象は多岐に渡る。

板渡らせの刑【選択】
確定除去。ミニオンを絞りたい時に採用の価値あり。

ヴァインスパイン・スレイヤー【選択】
確定除去。強さはお墨付きだが、ミニオンである。

サメのロア・グラル【入らない寄り】
食べて美味しいミニオンはいないこともないが、沈黙されたり手札を溢れさせられたりされるのが面倒。何よりグラルバグが起きるとうざったい。

ダークアイアン・スカルカー【選択】
全体打点。強い、がミニオン。スペースも微妙。

退散【入らない寄り】
退散を使ってる場面はもう勝てないと思うので不要寄り。一応まくれる試合もなくはないが。

フックタスク船長【入らない寄り】
海賊が多いのでその場面だけだったら優秀だが、武器強化カードを切ることになるので、そこだけ注意が必要。採用したいならぶっちゃけ海賊テンポローグやった方がいい。

虚ろのヴァリーラ【ほぼ必須】
影分身が強いので、ほぼ必須とした。なくても悪くはない。手札管理はしっかりとする。

 

使用デッキ

# 2x (0) 段取り
# 2x (1) 怪盗紳士
# 2x (1) 致死毒
# 1x (2) 昏倒
# 2x (2) 最下層の故買屋
# 2x (3) ぶんどり部隊
# 2x (4) エルフの吟遊楽人
# 2x (4) ティンカーの刃研ぎ油
# 2x (4) ナーガの海賊
# 2x (4) ヘンチ・クランの強盗
# 2x (4) 亡霊カトラス
# 2x (4) 学術スパイ
# 2x (4) 血の復讐
# 1x (5) グリーンスキン船長
# 1x (7) アザリナ・ソウルシーフ
# 2x (7) 逃げ足
# 1x (9) 虚ろのヴァリーラ
#
AAEBAYO6AgTIA80DgNMCmu4CDcsD9gSGCa8QkrYCub8C2+MC6vMCqPcC1YwDkJcD+5oD/poDAA==

 

現在使っているデッキです。

 

マリガン

やりたいことを押し付けるタイプのデッキなので、基本的に(ローグ以外の)どのクラスでもマリガンは同じです。 上のデッキについて書きます。

◯マストキープ

「段取り」「怪盗紳士(1枚まで)」「ぶんどり部隊」

1ターン目は「段取りぶんどり怪盗紳士」が理想です。これができるようにキープします。「段取り」や「ぶんどり部隊」がなくても「怪盗紳士」だけでも使った方が強いので、1枚までは「怪盗紳士」もキープします。

◯追加キープ

学術スパイ①-「ぶんどり部隊」「亡霊カトラス」のいずれかがあれば
「亡霊カトラス」が4Tまでに弾ける算段があればキープします。4T「学術スパイ」→5T「亡霊カトラス」+αの動きが理想的です。

学術スパイ②-「段取り」とドローカードがあれば
1マナの強カードをうって試合を決めることを前提に、1T「段取り→学術スパイ」をするためにキープしてもよいです。他の手札が武器強化などだけである場合、結局引けないことも多いので、何かしらのドローカードがある状態が望ましいです。

亡霊カトラス-「学術スパイ」があり、「ぶんどり部隊」がなければ
「学術スパイ」に関しては上記と同じ理由です。「ぶんどり部隊」があればカトラスを引きに行けるので、その場合は返します。

最下層の故買屋-「怪盗紳士」があれば
2Tめに置けるのが確定している場合は残して大丈夫です。

血の復讐-「怪盗紳士」があり、相手がプリーストなどでなければ
0マナになるので残してもよいです。特にシャーマン相手は「トーテム・ゴーレム」を取れる点において優秀です。逆にビックプリは序盤の動きがないので、キープする必要はないです。相手のヒーローによって流す流さないを決めてよいです。

 

基本的には他のカードは返して、全力で「段取り」と「ぶんどり部隊」を探しに行きます。ただし、マリガン前に「段取り」「ぶんどり部隊」が揃っている場合は、「致死毒」「最下層の故買屋」「エルフの吟遊楽人」「グリーンスキン船長」などもキープして大丈夫です。

 

●対ローグマリガン

◯マストキープ

「段取り」「学術スパイ」

ローグに関しては学術スパイを早く埋めて早く引けると対等に戦えます。この2枚を探すのが第一です。

「最下層の故買屋」

2/2/3として2Tめに出すためにキープします。

◯追加キープ

「怪盗紳士」「致死毒」「ぶんどり部隊」「エルフの吟遊楽人」

「学術スパイ」があれば(「段取り」がなくても)、上のカードをキープします。「致死毒」はヒロパのダガーにつけても構いません。ただし、できるだけ耐久度が2(以上)の状態で使うようにします。

「幻覚」(採用していれば)

1Tめの「幻覚」は強いカードか2Tめに使えるカード、もしくは翡翠連共通のカードを取りましょう。(4/13追記:翡翠蓮が他クラスじゃ無くなったので積極的に取らなくていいです)

 

デッキ使用上の注意点

ティアデッキにはそんなに勝てないし、全体の勝率もよくて50%でしょう。楽しむために握りましょう。勝った時に煽られてないのに煽るのはやめましょう。

 

 

以上です。なんかあったら書き足します。