ボドゲとメドレーとSymphoGear

諸々の作品の感想を書きます。ボードゲームとメドレーが好きです。

#ニコメド総選挙2020 メドクラ4年目のニワカが10選決めるってよ。

  

どうもLiNKERです。ご無沙汰してます。

 

Ketokuさんがなんか面白そうな企画やってたんで、参加しようと思った次第です。

「ニコメド総選挙2020」なるこの企画、簡単に言えば好きな作品10個選んで、最優秀メドレー決めようじゃないか!ってものです。つまり10選。

だが僕は界隈では超ド級のニワカ。しかも旧い作品を見ないタチときた。超有名メドのタイトルくらいは知ってても、おおよそ見たことないし見る気もない、、

普通こういう総選挙っていうものは「このメドレーを1位にしてあげたいわ」っていうものだと思うんですが、僕の守備範囲でそれを成し遂げるのは到底無理というものでして、ならばいっそ割り切って自己満足of自己満足の10選をしてやろう、という気概であります。

 

まぁしかし、それでは普段の年度別10選とあんまり変わらん...

そこで閃いた、「10部門用意してそれぞれのトップを選出しよう」。

 

じゃあ早速イカれた10部門を紹介してやるぜ!

★完璧な展開!【全体構成部門】

★音の魔術師!【アレンジ部門】

★緻密な描写!【雰囲気部門】

★驚きの仕掛!【インパクト部門】

★華麗な幕引!【ラストスパート部門】

★個性の暴力!【メドレー合作部門】

★短時間の妙!【ミニメド部門】

★作品への愛!【コンテンツ部門】

★エモの旋律!【バンバード部門】

★最後の一席!【プラスワン部門】

 (↑これ考えるのめちゃくちゃ時間かかった...)

 

前半5つはメドレー自体の良さに着眼した部門です。「繋ぎ部門」「重ね部門」を作らなかったのは、ぶっちゃけ僕がそこまで重視してないからです。それと、例年の1選のように、1箇所あの部分だけはどうしても評価したい、という考え方をするとキリがないと思ったのも理由です。

そのあと3つはメドレーの性質に着眼した部門になっていて、それぞれ僕が好きなジャンルを挙げました。オールスターや駆け抜けといったジャンルは選びませんでしたが、そこは好みの問題ということです。

バンバード部門は、メドレーにおけるバンバードの使われ方やアレンジの多様性が面白い、ということで作りました。プラスワン部門は21世紀枠です。意外性と納得感の両方を満たすものを選ぶことになります。

 

さぁ、今こそメドレーの王者を決めようじゃないか...!(※自己満足です)

 

 

★完璧な展開!【全体構成部門】

僕がメドレーで最も重視する要素「全体構成」

全体構成というパラメータが登場するのは、だいたい8分を超えて来るメドレーだと考えています。8分以内のメドレーでは、全体のバランスを考えなくても、何となくで程よいものが出来上がると思います。もちろん短いメドレーでも全体構成が特にすごいものもありますが、8分を超えたもので1度も「飽きさせない」ものは正直ごくごく僅かです。

さて、この部門の王者は...

 

Medley Elec_Trip (ThreaQ)

 

神がかった構成の作品です。全体のバランス感が異常なまでに素晴らしいです。選曲の雰囲気やアレンジで差をつけていくことも全体構成という点ではとても大事なことで、それが完璧に実践されています。

 

 

★音の魔術師!【アレンジ部門】

感動を何倍にも増幅させる要素「アレンジ」

初見のメドレー聴くときに、アレンジというパラメータはそのメドレーの出来の先入観を与えます。アレンジの良いメドレーが好かれるメドレーと言っても過言ではないと思います。ある意味で構成のごまかしが効くパラメータです。個人的にそこまで重視していない要素ではありますが、それでも僕を驚愕させる程のずば抜けたアレンジの作品はいくつかあるものです。

さて、この部門の王者は...

 

【メドレー単品】765×346 MEDLEY COLL@BORATION (taiyo)

 

卓越したアレンジは勿論のこと、全体を通して飽きさせない構成も目を引く作品です。選曲にマッチした音色の選択がハマっており、「約束」や「M@STERPIECE」の主旋律で使われている力強いギターは特に印象的に映えています。

 

 

★緻密な描写!【雰囲気部門】

メドレー全体の印象を決定づける要素「雰囲気」

楽しげであったり、混沌としていたり、怪しげであったり、モダンであったりといった、何か独特の雰囲気というのを持っているメドレーは非常に印象に残りやすいです。雰囲気を醸すためには構成やアレンジの他にも、繋ぎ重ね、選曲、さらにはサムネイルや映像、メドレーのタイトルといったことも重要なファクターになってきます。

さて、この部門の王者は...

 

真夜中の星空にて (CupChinoTic)

 

音色や選曲、映像のデザインなど至る所に静けさや妖しさを感じさせるこのメドレーは、まさに真夜中のような雰囲気を醸しています。その中で緩急をしっかりつけた構成に聴き入ってしまう作品です。

 

 

★驚きの仕掛!【インパクト部門】

見た人の記憶に残り続ける要素「インパクト」

これまでに多種多様なメドレーが生まれてきましたが、その中でも一際輝き続けるものにはオンリーワンとも言えるインパクトが存在します。それは強烈な繋ぎ重ねであったり、心がときめくアレンジであったり、はたまた戦慄させるギミックであったり。その衝撃が、名メドレーたらしめるのです。

さて、この部門の王者は...

 

変拍子】ニコニコイレギュラー【ニコメドDJM】 (berg8793,記事口授)

 

コロコロ変わる拍子にストーリー仕立ての選曲構成と、まさにギミックandギミックな作品です。一度見始めたら、その衝撃の構成と展開に唖然とするしかないでしょう。

 

 

★華麗な幕引!【ラストスパート部門】

メドレーの完成度をグンと高める要素「ラストスパート」

「終わり良ければすべて良し」という言葉があるように、作品の最後がカッコよく決まっていれば不思議と良かったと感じさせてしまうものです。カオスやラッシュといったような、曲を矢継ぎ早に出していく手法もあれば、1曲をじっくりアレンジして聞かせるような手法もあります。そして、誰もが納得の選曲を見せつけるラストスパートも存在します。

さて、この部門の王者は...

 

超内輪音楽祭-medley of inside- (Ximco)

 

界隈人たちのオリジナル曲のみという厳しい選曲基準の中でも、Ximcoさんらしい上手な構成が映える作品です。「マイマイモドキ」という有名なフレーズを効果的に使って始まる終盤パートは、盛り上がり必至です。

 

 

★個性の暴力!【メドレー合作部門】

各人それぞれの想いが詰め込まれた作品「メドレー合作」

「作者がたくさんいるから、長くなっても飽きにくい」という観点からも僕が愛好しているジャンルではありますが、主催がいて、参加者たちがいて、それらをまとめる人がいて、完成作品を楽しみに待つ人がいる、そういうそわそわした空気感もまた、メドレー合作の魅力だったりするのです。

さて、この部門の王者は...

 

ごねんど! - Gonend【合作メドレー】
(銀河P,2÷す,タイヤヤ,桜井ひかる,わさぼう,メロポ,Tundery,R.M.,きば,ながしん,きっかん,向坂,ふうりん)
(当たり前だけど多いわね)

 

参加者各人で毛色は違えど、全員最高、それぞれが存在感を持って輝いている、まさにボスラッシュというべき合作作品です。

 

 

★短時間の妙!【ミニメド部門】

それぞれの得意分野で真っ向勝負な作品「ミニメドレー」

短い時間の中では大層な展開は用意しにくいものです。大事なのはそのミニメドをいかに一発で印象付けるかです。この「一芸」、つまり作者がやりたいことを僕はとても重視しています。奇抜なアレンジ、テクい繋ぎ重ね、嵌った構成、テーマ性など、何か一つでも目を引くようなものがあると非常に魅力的なミニメドになります。

 

さて、この部門の王者は...

 

【ED】ニコメドドリームじゃないマッチ【事前生放送】 (toこんぶ,月裏,とーか)

 

DJM作品群の振り返りと部門賞の告知という動画の意図に沿った構成ながら、繋ぎも重ねも完璧、アレンジの聴き心地も抜群という作品です。曲題の表示がなくても概ねわかる選曲も素晴らしいです。

 

 

★作品への愛!【コンテンツ部門】

愛好者に刺され、愛好者を増やせ。「コンテンツメドレー」

刺さる人に刺さって欲しいというのは僕が常々思っていることで、たとえ僕があまり知らないジャンルだとしても、構成や聴きやすさが良かったら、もっとそのコンテンツをよく知る人たちに届いて欲しいと思うわけです。さらに僕の好きなジャンルのメドレーのおかげで誰かがそれに興味を持ってくれたら最高じゃないですか。コンテンツメドレーへの作者の愛は、それだけのパワーがあると思います。

さて、この部門の王者は...

 

【アレンジメドレー】CINDERELLA GIRLS/Wonderful Medley P@rty!! 後編 (絢瀬みどり)

 

前編と合わせて約45分、大ボリュームのデレマスメドレーです。コンテンツ内ほぼ全ての曲を網羅していることは愛の証だと思いますし、大きな特徴としてボーカル抽出があり、デレマスというジャンルとの相性が非常に良いです。

 

 

★エモの旋律!【バンバード部門】

メドクラに愛されたオリジナル楽曲「バンバード」

バンバードという楽曲、作者によって使う箇所も異なればアレンジの方向性も違うし、重ねる側として前に出て来る時もあれば、重ねられる側として主旋律の脇に収まる時もあるという、なんとも面妖な楽曲だと思っております。その中毒性にやられてる人も多いんじゃないですかね。僕もその一人です。

さて、この部門の王者は...

 

【メドレー単品】ノートルダムの鐘メドレー (劇団獅子)

 

音MAD御用達のアップテンポが楽しい作品です。ただただ僕が一番好きなバンバードを選びました。以上!

 

 

★最後の一席!【プラスワン部門】

 最後は「プラスワン」です。ここまで9個のメドレーを選出しましたが、残りの1個に入るためには相当な凄みがなければいけません。つまり、僕が満足するのはもちろんのこと、誰しもが共感できる、そのような作品を選ばなくてはなりません。逆に言えば、選ばれなかった作品作者たちが諦められるようなもの、これを示す必要があるのです。

さて、僕が選ぶ最後のメドレーは...

 

【東方】 交響曲「幻想郷世界」 (Virus Key)

 

55分もの時間で東方曲全100曲をオーケストラアレンジで綴った、インパクト抜群な超大作です。荘厳なアレンジと緻密な構成は、圧巻の2文字に尽きます。

 

 

どうだったでしょうか?やっぱり皆さんとは選ぶメドレーは大きく違っていましたでしょうか?それでも僕の選んだ10個のメドレーに納得していただけるのであれば、それだけで書いた価値があるというものです。

今の気持ちとしては「部門賞で迷ったやつも紹介したいなぁぁ〜!」って感じなので、機会があったら喋るかもしれませんが、文章に起こすのは面倒なのでしないと思います。この文章量ですら1週間かかってるからな...

 

さて、5000文字超えましたしこの辺で切り上げます。みなさんの選んだ10選も気になるところですので、どんどん公開してくれると僕が嬉しいです!

そう言えば、主催のKetokuさんが総選挙ランクイン作品の一挙放送をするみたいですね。よければ見に行ってくださいね。ニコメド盛り上げていきましょう!それでは。